2008/01/13 (Sun) この理解をもっていかに世界にアクセスするか
また非常に長い事更新をしませんでした。
今の心境というものを正直に申し上げますと、僕がグルジェフの研究を通して探そうと思っていたものはだいたいは探し終えたのではないか、というところです。もちろんそれは高次の存在を得るというような大それたことではないのですが。
今現在、興味があるのは、自分がこうしてグルジェフの研究を通して見つけて来た、また肉化してきた認識を、いかに現実の世界に提示できるのかということ。それは音楽家としてのスキルと芸術家としての意思とを総合して、何か別の枠組みで、別の方法論で自分が何かを現実的に提示していくことなんですね。
そういうわけで、僕の研究の対象が、今までは常に自己に深く入り込み何かを見つけることだったところが、今は、それを材料にして、いかに外の世界に、社会にアクセスできるのか、しかも、まったく今まではなかった方法でいかにしてアクセスできるのかということに変わって来たわけなんです。
そういう研究はもちろん他人との共通言語、共通理解を探す過程にもなりますので、結果として、一旦はグルジェフの研究をを離れざるを得ないところに来てしまったわけです。

といいましても、グルジェフの研究から離れるということは、ワークから離れるという意味ではありません。というのも、この「世界に働きかける」という行為そのものが、僕にとってワークのさらにアドヴァンスな取り組み方であり、それはワークの最終目的である、単一の自己を手にすることへの新たな一歩であるからです。まあ言い換えるなら、ここからは理論的に、また言葉の上でグルジェフを研究することよりも、今までで自分に肉化してきた認識と理解をもって、現実社会でより大きくこの「力」を使用できる場所を、またその方法を探すことが重要であると、そういう状況になってきたということなんだと思います。

それがここのところ更新をしていなかっただいたいの理由です。
まあ、とは言っても、これからもいままでと同じようなペースではありますが、少しずつこのブログも更新していこうと思っています。どういうことにしても、僕にとってグルジェフの理論は世界を理解するうえでの根本を為すものですし、今、まったく違う事をやっているからこそ、たまにそこに立ち返っていくことも重要だと考えるからです。


こうして僕が向かって来た方向は、グルジェフィアンである表現者、芸術家たち。ピーター・ブルックやグロトフスキーのような人たちが取り組み、実現して来たことと近いことなのだと思います。僕になぜそんなことを実現させたいという意思があるのかということは非常に大きな謎なのですが、それが何と言うか芸術家の宿命なのかもしれません。避けられない何かなんですよね、多分。
自分の中に蓄積した物は、なぜか社会的に実現させなくてはならないと考えてしまうという、そういう避ける事のできない意思。自分を卑下して言うと、オブセッションみたいなものなのでしょうか。

comment

はせいんさん、お久しぶりです^^

表現する。。。ということについて、今私もちょうど
考えていたところでした。。。
そして、芸術と科学。。。
とても気になっていました。。。

今まで、自分の内側で熟成させてきたもの。。。
これからは、それを現実に提示していく。。。
まさに、表現していく時期に来ているのかもしれませんね。。。

はせいんさんの芸術、表現するもの。。。
とても楽しみです。
いつかそれを、体感できる日がくればいいのですけど^^
2008/01/13 22:30 | Lyrica [ 編集 ]
Lyricaさん、お久しぶりです。コメントありがとうございます。
僕の表現するものがいつ実現するはかはかなり謎なんですが、誰かに楽しみして頂けるのはすごくうれしいです。
今まで芸術に関わるようになってから本当に長い事、芸術の中身に迫るということ、そこに含まれているものを見つけられるようになることばかりに気をとられてここまで来てしまいましたから、このような状態になってから実際に本当の意味で社会にアクセスするためにまた多くの研究が必要だと感じています。
それでもグルジェフの研究を通してここまでこれたことだけでもすごく大きなことでした。
またよろしくお願いします。


2008/01/17 15:20 | はせいん [ 編集 ]
はせいんさん、お久しぶりです。第二章の始まりですね。私の今年の目標は、地に足をつけることから始めようと思います。俗に言うGroundingのことで、立ち方、足腰の強化もこれにあたったりします。芸術面でも研究方向ではそちらが主題の作品が増えることになると思います。芸術を通して最近考えているのは、観客を考えに入れる場合、芸術=主張ではないかということです。主張したいことがある限り作品の発表意欲は止まることはないなと自分では思っているのですが。今年も存分に冒険したいと思っています。はさいんさんの芸術がLAでも目に出来る機会がありましたら、ご一報くださいね。それでは、心を自由にして頑張ってください。
2008/01/25 06:24 | LA [ 編集 ]
LAさん、お久しぶりです。
そうか、造形の芸術をされる方と、僕たちのような舞台芸術に関わっている者とはこのようなテーマの場合、状況が異なっているんですね。僕たち歌手の場合は、何か舞台のフォームを作り上げる以外は社会にアクセスするような大きい事はできないといいますか、個人的な心にしかアクセスできないんですよね。あれ?それはどんな芸術家もいっしょか?w まあいいですねw。
今後もがんばって行きますよろしくお願いします。
今のところ僕の声を聞かせることぐらいしかできませんが、メールをいただければ、録音など送らせて頂けます。
2008/01/29 17:28 | はせいん [ 編集 ]








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このブログはある程度グルジェフを知っている方を対象に書かれています。解りづらいことがある場合は、このプログの初期の記事を読むか、ウスペンキーの「奇跡を求めて」など、一般的なグルジェフの入門書から読まれることをお勧めします。

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